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第20回日本未病システム学会学術総会参加レポート

11月9日(土)・10日(日)の2日間、当協会が賛助会員として参加する日本未病システム学会の第20回学術総会が、東京の学術総合センター(一橋大学・一橋講堂)で開かれました。

「未病」という言葉はまだメジャーではありません。しかし、生活習慣病の予備軍を狭義の未病とするならば、我が国の未病人口は、現実5,000万人以上に増加しつつあります。

今までは、「健康」と「病気」という2つのカテゴリーで分類されて語られてきましたが、その間の状態を「未病」と定義し、その「未病領域」を認識し、その領域に対する対策=未病八策を各領域の専門家が発表する大会でした。

大会長である福生吉裕先生の会長講演の中では、「治す医療から予防する医療へ」、そしてその主体は、医療者から生活者自身へシフトしている現状の報告がありました。

具体的には安心して住める高齢未病社会のモデル街づくりを推進している千葉県柏市、神奈川県での未病対策プロジェクト、幼児期からの未病対策、薬局での糖尿病チェック、香川県での臨床検査技師による街角ラボ、静岡県では今年より、健康マイルを貯める健康マイレージ制度が出来上がっていること、さらに岡山県総社市では、健康診断受診者が自ら予防対策を実行して1年間病院に行かなければ、1万円のキャッシュバックする施策を実施しているなどの報告があり、日本未病システム学会が目指している未病対策が社会の中で採り入れられ、社会現象としてそこまで来ていると実感しました。

私たちの活動においても、超高齢化社会に対して病気以前の概念を打ち立てて、自立で自分の身体を守ることが出来る「未病」及び「予防」の世界を提示し、果敢に超高齢化社会にチャレンジしていくことが重要であると感じました。

報告:早乙女和雄


辻 哲夫 東京大学高齢社会総合研究機構教授に感謝状を手渡す福生大会長

会長講演の福生吉裕大会長

特別公開講座で講演する黒岩神奈川県知事