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第23回日本未病システム学会学術総会開催される。
ー健康寿命の延伸と未病ー

11月5日(土)・6日(日)の2日間、九州大学医学部百年講堂において第23回日本未病システム学会学術総会が開かれました。今年の総会には全国から学会員を始め、一般参加者など約350名が参加し、「健康寿命の延伸と未病」という大会テーマに沿った発表に熱心に耳を傾け、発表後の質疑応答でも活発な議論が聞かれました。

わが国では超高齢者社会の到来とともに認知症やフレイル、寝たきりなど高齢者特有の疾患・病態が急増し、大きな社会問題として注目されています。これらを未然に防ぎ、健康寿命を延伸して平均寿命とのかい離を可能な限り縮めることは、高齢人口の増加を乗り越えて今後も活力ある社会を維持する上で極めて重要な問題です。その実現には、成人期からの生活習慣病の予防を含めた健康管理(未病ケア)が重要です。

「未病」の概念とその国民レベルでの啓発は、これから益々大きな意義を持つことになると考えられます。そうした背景の中で、今回の学術総会では、「各種臨床データを基にした未病研究」「未病の予防・治療を目指した機能性食品およびサプリメントの活用」「未病に役立つ栄養」「未病予防の幹となる生活の中の運動の包括的位置づけ」「未病と認知症の一次予防」等の主要テーマの発表がありました。

福岡県は県内に久山町というコホート研究で有名な地域があり、その久山町でのコホート研究を基にした発表が多くあり、非常に説得力のある内容でした。特に「未病の予防・治療を目指した機能性食品およびサプリメントの活用について」というセッションでは、具体的な素材(緑茶テニアン)が未病の改善に役立った例や、機能性食品の販売に携わっている薬剤師の方の腸管免疫の働き、機能性食品と薬品の相互作用の話ではそのメカニズムをわかりやすく説明されました。

なお、日本未病システム学会の中に機能性食品部会が発足し、部会長に長岡功順天堂大学が就任され、事務局には私が就任いたしました。そして今後機能性食品・サプリメントに関する研究を行なっていくことが確認されました。皆様にはこれらの情報をいち早くお伝えしてまいります。

報告:早乙女和雄


会場での福生先生と早乙女の2ショット

大会々場風景

長岡功順天堂大学教授